今回はメルマガの第9回の内容をお届けします。
■第9回 about(ここ、またはこの近くにある)
Is Nancy about today?
[いず ナんすぃー あバうと トゥでい?]
(カタカナがアクセントのあるところ)
意味:今日、ナンシーは来てますか(近くにいますか)?
about: 〜について、〜の辺りに、〜の近くにいる
today: 今日
今日の皆さんがよく知っている前置詞 「about」 について、少しお話しましょう。
学校では、「about」 というと、「〜について」「およそ〜」という意味で習いましたね。
ですから、今日の例文、「Is Nancy about Today?」 と聞くと、「ナンシーは今日について?」と訳してしまいますよね。
しかし、それでは意味が通りません。
この例文の about は「ここ、またはこの近くにある」という意味だからです。「え〜、今更そんなのこと言われても〜」とお思いかもしれませんが、実は前置詞 about の本当の意味は「ここ、またはこの近くにある」という意味なのです。
つまり、「ある物の周辺にある」、それが 「about」 なのです。
数字の前に置かれて「およそ〜」という意味に用いられる時も、その数字の「周辺」ということですし、「〜について」という意味で用いられる時も、「〜の話題とその周り」のことを意味しているのです。
「About」 と同じような意味で使われる前置詞に、「around」 というのもあります。これは「〜の周りに」という意味で習いましたね。よく 「See you around.」 と言って使ったりします。「(どこか分からないけど)その辺でまた会いましょう」といった感じです。なんか、アバウトな表現ですよね。
今日は「about」のアバウトさについてお話してみました。
草々
Penta
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