台湾旅行の喜録 その6 もうお腹いっぱいやで!

台湾旅行の喜録

かき氷屋さんを後にした僕たち一行は、陽が沈みつつある西門の街をお散歩しました。

通りのイルミネーションやお店の明かりでとてもキラキラしてて、歩いている人たちの顔も明るくて、なんやらワクワクしてくるわ〜

「ロンドンくん、なんか楽しい街やね、西門って」

「アジアの繁華街らしく活気があるね。何か知らないけど、おいしそうな匂いもするしな」

そやねん。この街夕方になると、とんでもなく美味しそうな匂いがするねん。あ、ということは・・・

案の定、食いしん坊先生は大きな目をさらに大きくしながら、そしてキラキラさせながら、美味しい匂いが漂ってくるお店をチェックしとったわ。さすが僕の師匠や笑 先生は目と鼻がすごく効くんやで。先生がチェックしたお店は、魯肉飯、ジーパイ、タピオカなどいろいろあったけど、先生が一番の反応を示したものが結構意外な食べ物やった。

先生「うわ〜、やばい、この匂い〜」

ペンタ「え、どうしたん?」

その視線の先を僕が見ると同時に、

先生「イカ焼き、めっちゃ美味しそう〜!」

そう、先生はイカ焼きが大好物やったんや。最初は結構意外に思ったけど、よく考えたら先生はおっさんが好きそうな居酒屋メニューにも目がなかったし、全然意外じゃなかったわ笑 まあ、確かにイカって旨いしな、ほんま。僕もお寿司屋さんに行ったら絶対にイカは食べるで。

この街にはYさんが贔屓にするお店もあって、Yさんが教えてくれた。お店の前に並んでいる食材を選んで注文すると、その場で揚げてくれるんやて。熱々の揚げ物が食べられるなんて、何やらヨダレが出てくるわ〜

「ロンドンくん、お腹減ったわ〜」

「実は俺も、さっきのイカ焼きの匂いでやられたわ笑」

なんや、ロンドンくんもかい!普段あんまり食べ物に興味を示さへんロンドンくんをこんな状態にさせてしまう西門、恐るべしやで!

でもな、もうすぐみんなでレストランに行くから、ここでは我慢なんやて!そんな殺生な・・・

それから僕は心を無にしたんや。そうでもしないと腹ペコで死にそうやったしな。そやからここからレストランまでのことはあまり覚えてあらへんのや。そして気づいた時には僕はレストランにおった。

ロンドンくん「おい、ペンタ、起きろ。お店に着いたぞ。お前、お腹空くとすぐ寝る・・・そうやって生き延びて来たんだな・・・」

ペンタ「お、ついたんやな。そやかて、仕方ないやろ。昔ロンドンくんがお勉強ばっかしとった時、お腹減ったら寝るしかなかったんやもん・・・でもな、そういう時は不思議と夢で美味しいもん食べられるねん」

ロンドンくん「じゃ、さっき夢の中で何食べたん?」

ペンタ「先生とイカ焼き食べとったよ!めっちゃ、幸せやったな〜。なんで起こしたんや!!」

ロンドンくん「じゃ、もう一回寝てもいいぞ。晩御飯いらないんだな笑」

ペンタ「うっ・・・今日の晩御飯は何ですか?」

ロンドンくん「台湾風しゃぶしゃぶだってさ」

ペンタ「そりゃ、イカ焼き食べとる場合ちゃうな!夢の中で僕の帰りを待っている先生、堪忍な。僕は裏切るで」

ロンドンくん「どうした、お前、なんか越後屋みたいな顔になってるぞ笑」

そんなこんなでレストランの中で少し待っていると、先生やYさんやロンドンくんのお友達のCさんSさん夫妻がやってきた。本当はお仕事で忙しかったんやけど、何とか時間を調整して来てくれはったんやて。なんて優しいお友達なんや〜

感動の再会の後、いよいよしゃぶしゃぶが始まった。なんかスープを二種類頼めるらしく、ロンドンくんはYさんおすすめの麻辣と漢方の2つを頼んだ。お肉もお野菜もたっぷりで、おいしい〜、なんて幸せなんやろ〜。

僕はこの時、それまでの空腹の反動もあって、たらふく食べ過ぎてしもたんや。そしたら不覚にも僕はまた寝てしもうたんや。

ロンドンくん「おい、起きろ、ペンタ。デザートの時間だぞ」

ペンタ「ん〜、ここはどこ?」

ロンドンくん「101の中にある、小南門伝統豆花というお店だよ。お前、満腹になっても寝るんだな笑」

ペンタ「なんか夢でな、先生とタピオカの大食い勝負しとったんや、もうお腹いっぱいや〜」

そして、先生は今何をしているのかと目で探すと、なんと、先生はめちゃくちゃ嬉しそうに豆花を買っているではありませんか!恐るべし、食いしん坊先生!お見それしました・・・さすがは先生や・・・

ペンタ「でも、何で101に来たの?」

ロンドンくん「Cさんが、せっかくだから展望台に上がって台北の夜景を見ようと言ってね」

ペンタ「ず、ずるい!僕も夜景見たかった〜!なんで起こしてくれへんかったん!!」

ロンドンくん「いやいや、落ち着け、展望台はもう閉まってたんだ。」

ペンタ「なんや、そうやったんか・・・ふー、危うく大事なところを寝過ごすとこやった・・・」

ロンドンくん「だから、これから101をしたから見上げに行くところさ」

高い高い101を見上げながら僕は思った。またみんなでこうやって楽しく夜空を見上げられたらいいねって。でも、今度は展望台からの夜景も眺めてみたいな。

こうして、お腹いっぱいの夜は更けていったとさ、おしまい。

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