台湾旅行の喜録 その13 また来るね

台湾旅行の喜録

九份から台北に戻ってきて、食いしん坊先生とロンドンくんと僕とで作戦会議を持った。何を話し合ったかって?当然、明日何を食べるかに決まってるやん。

僕らの隊長である先生は、すでに行くべきお店をリストアップしてあった。流石、先生や。

まず、朝ごはん。台北の人なら誰もが知っている、朝ごはんの名店があるんやて。早朝からやっていて、行列ができるらしい。だから遅くに行くと売り切れになってしまうとか。隊長はまるで鬼軍曹のように言い放った。

先生「あしたは朝6時に集合な」

ペンタ「はい!」

ロンドン「はい!」

僕らに拒否権はない。そう、これは戦いなんや。その朝ごはんを目当てにやってくるお客さんだけやなく、自分との戦いでもあるんや。

「なあロンドンくん、明日はホンマにそんな早く起きられるん?」

「こうなったら起きるしかないな。起きられなかったらどうなるかわかってるな?」

「わ、わかとるがな・・・僕たちの命がかかっとるしな・・・(ブルブル)」

こうして僕たちは台湾滞在中で最大の試練に立ち向かっていったんや・・・。

そして、僕らは勝利した・・・そう、5時の目覚ましできっちり起きられました!

「ロンドンくん、僕らやり遂げたな・・・(涙目)」

「ああ、これでもう安心だ。無事に日本に帰れるぞ」

こうして僕らは、まだ暗い中、先生との待ち合わせ場所へ。先生もちょうど来はったところやった。お店へはタクシーで行った方がいいということで、タクシーを拾って、いざ朝ごはん!

「ところで、ロンドンくん、僕らは何を食べに行ってるんや?」

「そりゃ、台湾の朝食の定番といえば、お粥だろ。ただ、今から行くところはただのお粥じゃないそうだぞ」

こうして僕らがたどり着いたのは阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)というお店。名前の通り豆腐のお粥のお店。お店の外までは行列できてなかったけど、もうこんなにぎょうさんお客さんが入っとる・・・先生の読みは正しかった。流石や。

ということで、僕らは定番中の定番、鹹豆漿(豆腐のお粥)はもちろん、揚げパン、蛋餅(台湾風クレープ)、厚餅夾蛋(卵入り厚焼きパン)もオーダーしたで。

いや〜、美味しい出汁の中のふわふわのお豆腐がめっちゃ美味しい〜。先生、こんなに美味しいお店に連れてきてくれてありがとうな!

早朝から満腹になった僕たち3人は、お散歩がてら歩いて宿に戻ることに。お腹も満足やし、早朝の風が爽やかやし、なんやろ、この大仕事を成し遂げた後のような達成感は・・・笑 こんなお散歩なら毎日でもええな。

でも同時に思ったんや。今日の夕方には日本にいるなんて、なんか寂しいな・・・って。あかん、あかん、僕たちにはまだ昼食が残ってるやないか。最後まで楽しまなあ。

昼食までは各自、自由時間。先生はお土産を買うって。ロンドンくんは、なんやら原稿書きに追われとるわ。クックック・・・日頃の行いがこういう時に出るんやで。笑

僕らの台湾旅行最後のお食事は、やっぱりここ、誰もが知っているディンタイフォン(鼎泰豐)に。ここは先生の食べに行きたいお店リストの上位に常にあったお店。ついに真打登場やね。そして、ディンタイフォンといえばやはり小籠包が美味しいのやと先生が教えてくれはった。

さあ、いただきま〜す!

うわー、めっちゃ美味しい!これ、ほんまやばいわあ〜 

先生ご満悦のご様子。ロンドンくんも昼からビールが飲めてご機嫌やね。

さあ、これでいよいよ僕たちの台湾旅行も終わり。まるで夢のような旅やったよ・・・みんな、たくさんの楽しい思い出をありがとうね!でもまた台湾には来るからね、それまで拜拜!

ロンドンくんはというと、翌日にはロンドンに出発する予定なのに、頼まれた原稿が全然書き上がっておらんで、帰りの飛行機の中で書いても時間足らんしで、結局自宅に戻ってロンドンに向かう直前まで眠い目をこすりながら書いとったとさ。笑 まあでもロンドンくん、お疲れさん。久しぶりのロンドンの旅も楽しもうな。

おしまい。(次からはロンドンの旅を報告するで)

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